アナログプレーヤーのコーナーpart3
PART4
 
 かつてはオーディオシステムの中で中心的役割を
果たしていたアナログプレーヤー。国産機の中にも
数多くの名機・銘機はたまた迷機がありました。デジ
タル時代の今では,忘れ去られたかのようなアナロ
グプレーヤー。今,その時代を振り返ってみましょう。
アナログの名機たちも取り上げる機種数がさらに多
くなってきたので,4ページ目に入ります。




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MICRO AP-M1

 1987年にマイクロが発売したプレーヤーシステム。超弩
級のイメージが強いマイクロが,比較的コンパクトで上品で
落ち着いた外観にまとめたベルトドライブプレーヤーで,
CD時代におけるマイクロの存在感を感じた逸品でした。

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Victor JL-B77

 1972年にビクターが発売したプレーヤーシステム。プレー
ヤーシステムというより,単体ユニットを組み合わせたシステ
ムプレーヤーというモデルでしたが,積層構造キャビネットを
はじめ,各部に先進的で高度な技術が注ぎ込まれた画期的
な1台でした。

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PIONEER XL-A700

1977年にパイオニアが発売したプレーヤーシステム。落ち
着いた木目調のキャビネットに,当時最先端のクォーツロッ
ク制御のDCサーボホールモーターを搭載した実力派の中
堅機でした。

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LUXMAN PD555

1980年に,ラックスが発売したターンテーブルシステム。
独特の横長の筐体を持っていますが,レコード吸着シス
テムを持つターンテーブル部をはじめ,アーム支持機構
など,ラックス独自の個性が表れた高級プレーヤーでした。

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CEC ST-930

1989年にCECが発売したプレーヤーシステム。ベルト
ドライブ方式のプレーヤーで伝統的な技術を持ったCEC
が,CD全盛時代にあえて開発・発売したコストパフォーマ
ンスのすぐれた実力機でした。

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YAMAHA PX-2

1979年にヤマハが発売したプレーヤーシステム。美しい
ヤマハらしいデザインのリニアトラッキングプレーヤーで,
超弩級機PX-1をベースに,より合理的な設計でかなり現
実的な価格におさえながらすぐれた性能を実現していまし
た。

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DENON DP-80

 1978年にデンオン(現デノン)が発売したターンテーブル
ユニット。ACサーボモーターによる滑らかな回転を特徴と
するデンオン製ターンテーブルの中で,当時の最上級機で
高い完成度を誇る使い易い1台でした。

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Lo-D HT-L70

 1981年にローディー(日立)が発売したプレーヤーシス
テム。1979年にテクニクスがSP-10で先鞭を付けたLP
レコードのジャケットサイズ(31.5cm×31.5cm)のプ
レーヤーで,同社独自の技術も投入された,コストパフォー
マンスの高い1台でした。

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TRIO KP-8080

 1979年に,トリオ(現ケンウッド)が発売したプレーヤー
システム。重量級のターンテーブルを搭載した本格的な
音質重視型プレーヤーながらフルオート機構を搭載した
プレーヤーで,使いやすい1台でした。

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Technics SP-10MK3

1981年に,テクニクス(現パナソニック)が発売したター
ンテーブルシステム。世界初のDD方式ターンテーブル
SP-10の3世代目にあたるモデルで,その中身はDD
方式の最高峰といえる超弩級のものでした。

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Nakamichi DRAGON-CT

1983年に,ナカミチが発売したプレーヤーシステム。
TX-1000で新開発・搭載された「アブソルート・セン
ター・サーチ・システム」を搭載した,まさにDRAGON
の名を冠した革新的な1台でした。

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DENON DP-2700

1973年にデンオン(現デノン)が発売したプレーヤー
システム。上級機のDP-5000等から受け継いだ技術
をベースに作り上げられた実用的な中級機で,アルミ
ダイカストと木製の部分を組み合わせたキャビネット構
造が外観上の大きな特徴でした。

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MICRO RX-5000/RY-5500

 1979年にマイクロが発売したアームレス・プレーヤー
システム。マイクロといえば超弩級のベルト(あるいは糸)
ドライブプレーヤーのイメージがありますが,DD方式の
プレーヤーなど,様々なプレーヤーシステムを作ってき
た歴史がありました。そういった中,原点回帰のようなか
たちで,重量級のベルトドライブシステムへと進んでいく
契機となった1台が,このRX-5000/RY-5500でした。

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SONY PS-X70

 1978年に,ソニーが発売したプレーヤーシステム。フ
ルオートプレーヤーながら,各部に上級機のPS-X9の
技術を取り入れ,使いやすくすぐれた基本性能のプレー
ヤーとなっていました。

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TRIO KP-880D

1983年に, トリオ(現ケンウッド)が発売したプレーヤー
システム。慣性質量の大きいターンテーブルを受け継ぎ,
さらに軸受けまわりアームまわりに新技術を投入してより
完成度を高めた1台でした。

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PIONEER PL-707

1983年にパイオニアが発売したプレーヤーシステム。
フルオートプレーヤーながら,モーター,アームなど各部
がしっかりした作りで仕上げられており,使いやすさと音
質のバランスが取れた1台でした。

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DENON DP-70M

1979年にデンオン(現デノン)が発売したプレーヤー
システム。デンオンのアナログプレーヤーの中では比
較的薄型のスマートな筐体ながら,上級機の技術が
投入された実力派の1台でした。

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PIONEER XLC-1850

1977年にパイオニアが発売したアームレスプレーヤ
ーシステム。パイオニアは,アナログプレーヤーにお
いても着実に技術を積み上げてきたブランドで,この
XLC-1850も,クォーツロック搭載の精度の高いター
ンテーブルとなっていました。

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SONY TTS-4000

1970年にソニーが発売したターンテーブル。ソニー
初のダイレクトドライブ方式のターンテーブルで,テク
ニクスSP-10とはまた異なる個性を持った実力機と
して人気となりました。

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Technics SL-15

1980年に,テクニクスが発売したプレーヤーシステム。
前年に発売されたSL-10の上級機として発売され,ジャ
ケットサイズはそのままに,より多機能化が図られてい
ました。


※ここに掲載された写真は,各製品のカタログからの
抜粋で,その版権・著作権等は,各オーディオメーカー
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