アナログプレーヤーのコーナーpart5
PART6

 

  かつてはオーディオシステムの中で中心的役割
を果たして
いたアナログプレーヤー。国産機の中
にも数多くの名機・銘機
はたまた迷機がありました。
デジタル時代の今では,忘れ去ら
れたかのような
アナログプレーヤー。今,その時代を振り返っ

みましょう。アナログの名機たちも取り上げる機種
数がさら
に多くなってきたので,6ページ目に入り
ます。






PIONEER PL-1200
1972年に,パイオニアが発売したプレーヤーシステム。同社
のプレーヤーシステムとして初のDD方式を採用し,性能,操作
性等完成度が高い1台でした。そして,これ以降の同社のプレー
ヤーシステムのベースとなった1台でもありました。


YAMAHA GT-750
1984年に,ヤマハが発売したプレーヤーシステム。ヤマハが
展開していた「GTシリーズ」のアナログプレーヤーとしては末弟
にあたる機種ですが,コストパフォーマンスの高さが,当時でも
目立つ1台でした。


SONY PS-X6
1977年に,ソニーが発売したプレーヤーシステム。ソニーは
早くからDDプレーヤーを展開していたブランドで,4桁の型番
を持つしっかりしたプレーヤー群を発売していました。その後
の1970年代後半にスタートした「PS-Xシリーズ」の中級機,
普及機クラスの主力モデルとして発売されたのがPS-X6で
した。


TRIO KP-F7
1980年に,トリオ(現JVCケンウッド)が発売したプレーヤー
システム。しっかりとオーソドックスに物量を投入して作り上げ
られたフルオートプレーヤーで,精悍なデザインも個性を発揮
するものでした。


Luxman PD300
1980年に,ラックスが発売したターンテーブルシステム。吸
着式のターンテーブル部,インシューレーターやキャビネットの
構造など,オーソドックスなデザインの中に,凝った設計と作り
がなされた,力作でした。


MICRO RX-2000
1980年に,マイクロが発売したターンテーブルユニット。
ターンテーブルユニットと称するのは,本体に駆動部が内
蔵されていないためで,多くのマニアックなアナログプレー
ヤーを作っていたマイクロらしい使いこなしがいのある1台
でした。


SANSUI P-M7
1981年に,サンスイが発売したプレーヤーシステム。ジャ
ケットサイズに近いコンパクトな筐体の中に,先進的な技術
を投入した1台で,機能的にも進んだ内容を持っていました。


MICRO MR-711
1972年に,マイクロが発売したプレーヤーシステム。ベル
トドライブ,糸ドライブのプレーヤーで知られているマイクロ
が,DDプレーヤーの黎明期に発売した同社のDDプレー
ヤーの原器的な1台でした。


PIONEER PLC-1700
1973年に,パイオニアが発売したアームレスプレーヤー
システム。アームレスの名の通り,アームが付属しないター
ンテーブルシステムともいえる1台で,アームを自分で選択
する,よりマニア向けのプレーヤーで,パイオニアのすぐれ
た回転系の技術が発揮されていました。


Victor QL-Y77F
1981年に,ビクターが発売したプレーヤーシステム。電子
制御式のトーンアームの技術をより進めて洗練させた1台
で,フルオートの便利さと音質の両立が図られた使いやす
い1台でした。


YAMAHA YP-D9
1977年に,ヤマハが発売したアナログプレーヤー。当時
ヤマハはアナログプレーヤーのブランドイメージは強くあり
ませんでしたが,数々のプレーヤーシステムを発売してい
ました。そして,最上級機YP-D10の弟機として発売され
たのがYP-D9でした。


PIONEER PL-5L
1984年に,パイオニアが発売したプレーヤーシステム。
PL-7Lの弟機として発売されたプレーヤーシステムで,
強力なインシュレーターをはじめ,各部に振動対策の工
夫を施したコストパフォーマンスの高い1台でした。


SONY PS-X600/X600C

1980年に,ソニーが発売したプレーヤーシステム。同
社自慢の電子制御アーム「バイオトレーサー」をエントリー
モデルに展開したコストパフォーマンスにすぐれたプレー
ヤーでした。


DENON DP-7700

1976年に,デンオンが発売したプレーヤーシステム。
当時のデンオンの最高級機で,ターンテーブルのトップ
モデルDP-7000を軸に手堅くまとめ上げられた1台
でした。


Victor JL-B44

1973年に,ビクターが発売したプレーヤーシステム。
価格的にもエントリーモデル的存在ながら,上級機の
技術や構造を継承し,非常にコストパフォーマンスに
すぐれた1台になっていました。


Technics SL-1300

1974年に,テクニクスが発売したプレーヤーシステ
ム。バランスのとれた名機SL-1200をベースに,さ
らなるコンパクト化,フルオート化を図ったプレーヤー
システムで,使いやすく安定した性能を持つ1台となっ
ていました。


Technics SL-1350

1975年に,テクニクス(現パナソニック)が発売した
プレーヤーシステム。前年に発売したフルオートプレー
ヤーSL-1300をベースにオートチェンジャー機能を
搭載した,世界初のオートチェンジャー機能付きDD
プレーヤーでした。


Victor QL-5R

1977年に,ビクターが発売したプレーヤーシステム。
前年に同社が発売した中級機の実力機QL-7Rの弟
機として発売されたプレーヤーで,バランスのとれた美
しいデザインをもつ,高いコストパフォーマンスを実現し
た1台でした。


Aurex SR-Q75

1978年に,オーレックス(現東芝)が発売したプレーヤー
システム。オーレックスは,特に大型のプレーヤーシステ
ムは出していませんでしたが,逆に家庭に置いて使いや
すい比較的コンパクトにまとめられたプレーヤーシステム
ですぐれた製品を出していました。そんな中,当時の主力
機として発売されたフルオートプレーヤーがSR-Q75でし
た。


YAMAHA P-750

1980年に,ヤマハが発売したプレーヤーシステム。ヤ
マハは,DDプレーヤーの時代に入り,すぐれたプレー
ヤーシステムを作っていました。そして,1980年頃か
ら,新たに「P」を頭文字にもつ型番のシリーズを展開し
ていきました。その新しいシリーズの主力モデルが
P-750でした。

※ここに掲載された写真は,各製品のカタログからの
抜粋で,その版権・著作権等は,各オーディオメーカー
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