アナログプレーヤーのコーナーpart5
PART8

 

  かつてはオーディオシステムの中で中心的
役割を果たしていたアナログプレーヤー。国産
機の中にも数多くの名機・銘機はたまた迷機が
ありました。デジタル時代の今では,忘れ去ら

れたかのようなアナログプレーヤー。今,その
時代を振り返ってみましょう。アナログの名機
たちも取り上げる機種数がさらに多くなってき
たので,8ページ目に入ります。





KYOCERA PL-901

1983年に,京セラが発売したプレーヤーシステム。この頃,
京セラはオーディオに本格参入し,この後続々と高級機分野
にユニークな製品を投入していきました。このPL-901は,そ
うした高級機シリーズのスタートともいえる1台で,同社の最高
級機でもありました。


Technics SP-20

1976年に,テクニクス(現パナソニック)が発売したターンテー
ブル。テクニクスは,世界初のダイレクトドライブ方式ターンテー
ブル・SP-10を1970年に発売し,世界中から注目される存在
となりました。そして,世界初のDDターンテーブル・SP-10は,
1975年にクォーツロックを搭載したSP-10MK2へと進化し,
その地位を強固にしました。そして,SP-10MK2の弟機として
発売されたのがSP-20でした。


Victor QL-A75

1982年に,ビクターが発売したプレーヤーシステム。ビクターは,
1970年代より,アナログプレーヤーの分野では,すぐれた製品
を出しており,バランスのとれた設計は定評がありました。そんな
ビクターが同年に発売したQL-A95の弟機として発売したのが
QL-A75でした。


YAMAHA YP-D71

1979年に,ヤマハが発売したプレーヤーシステム。ヤマハは,1975
年のYP-1000を皮切りにDD(ダイレクト・ドライブ)方式のプレーヤー
システムを発売し,1977年には,YP-D10YP-D9,YP-D7,YP-D5
YP-D3といったDDプレーヤーを広く展開していきました。このシリーズ
の中の中級機・YP-D7の後継機と考えられるのがYP-D71でした。


OTTO TP-Q50

1980年に,オットー(三洋電機)が発売したプレーヤーシステム。三
洋電機は,家電メーカーのイメージが強いですが,OTTOブランドで
すぐれたオーディオ機器を発売していました。アナログプレーヤーに
おいても,リニアDDモーター,人造大理石のキャビネットなど,しっか
りした技術と作りのプレーヤーを作っていました。そんなオットーが発
売した本格派のフルオートプレーヤーシステムがTP-Q50でした。


MICRO BL-71

1979年に,マイクロが発売したプレーヤーシステム。当時マイクロは
ベルトドライブプレーヤー「BLシリーズ」を展開し,BL-91,BL-71,
BL-51を発売しました。さらに,後により上位のBL-101・BL-111
が発売されることになり,当時のマイクロの主力モデル群といった位置
づけでした。そして,このシリーズの中の中間的存在であったプレー
ヤーがBL-71でした。


DENON DP-55L

1980年に,デンオンが発売したプレーヤーシステム。デンオンは,
滑らかな回転特性をもつACサーボモーターを用いたダイレクトドラ
イブ方式のプレーヤーですぐれた製品を作り続け,豊富なラインナッ
プを展開していました。この年,デンオンは,DP-75MDP-70L
DP-60L,DP-60M・・・と本格的なマニュアル型のプレーヤーシス
テムを発売していました。その一連のモデルの弟機として発売され
たのがDP-55L,DP-55Mでした。


PIONEER PL-61

1971年に,パイオニアが発売したプレーヤーシステム。パイオニア
は,スピーカーからスタートしたブランドですが,多様な製品を展開し,
早くから総合オーディオメーカーへと発展していったブランドです。そし
て,アナログプレーヤーにもすぐれた製品を展開していきました。そん
な,パイオニアが,ベルトドライブプレーヤーの1つの完成形として作り
上げたのがPL-61でした。


Technics SL-M3

1984年に,テクニクス(現パナソニック)が発売したプレーヤーシステ
ム。DDプレーヤーの先駆者テクニクスが,CD元年の2年後に発売し
たプレーヤーで,同社では異色の木目調の落ち着いたデザインをもっ
た「SL-Mシリーズ」の最上級機として発売されたのがSL-M3でした。


SONY PS-X55

1980年に,ソニーが発売したプレーヤーシステム。ソニーは,
1977年,超弩級機PS-X9を発売し,新たにPS-X1桁の型番
を持つシリーズを発売,展開していきました。そして,その翌年の
1978年にはPS-X70,PS-X60・・といったPS-X※0(2桁)シ
リーズを展開していきました。そして,1980年代に入りPS-X75
PS-X65・・といったPS-X※5(2桁)シリーズを発売し,その中
で,売れ筋価格帯に投入されたモデルがPS-X55でした。


PIONEER PL-30L

1979年に,パイオニアが発売したプレーヤーシステム。パイオ
ニアは,1978年に  エクスクルーシブブランドの超弩級の重量
級プレーヤーP3を発売し高い評価を得ました。そのデザインや
技術を継承したマニュアル方式のアナログプレーヤーのシリー
ズを発売しました。このシリーズの末弟にあたる機種がPL-30L
PL-30でした。


KENWOOD KP-770D

1984年に,ケンウッド(現JVCケンウッド)が発売したプレー
ヤーシステム。ケンウッドは,トリオブランドの時代から,力の
入ったアナログプレーヤーを作っていました。1976年には,
「大慣性質量ターンテーブル」をもつKP-7300を出すなど
正攻法の作りのプレーヤーを次々と発売していきました。そ
んなケンウッドが,1984年発売のKP-880DⅡの弟機とし
て発売したのがKP-770Dでした。


MICRO SX-555FVW

1984年に,マイクロが発売したプレーヤーシステム。マイクロ
は,前年の1983年に,超弩級ターンテーブルシステムSZ-1
で,空気の力によりターンテーブルを支える「エアーベアリング
方式」とディスク吸着を同時に実現する,世界初の「真空2重構
造ターンテーブル」を開発し,搭載していました。この技術をより
現実的な価格の機種に展開したのがSX-555FVWでした。


PIONEER PL-570

1980年に,パイオニアが発売したフルオートプレーヤー。パイ
オニアは,アナログプレーヤーの分野でも超弩級機といえるもの
から普及機まで多くの製品群を発売し,高い評価を受けていまし
た。そんなパイオニアが,1980年代に入り,当時の売れ筋価格
帯に投入したフルオートプレーヤーシステムがPL-570でした。


Victor QL-Y5

1979年に, ビクターが発売したプレーヤーシステム。ビクター
は,アナログプレーヤーにおいても歴史があり,伝統的に高い技
術を持ち,使いやすくバランスのよいプレーヤーシステムを作って
いました。そんなビクターは,この年,アームに電子制御を積極的
に導入したQL-Y7とQL-Y5を発売しました。


YAMAHA P-850

1981年に,ヤマハが発売したプレーヤーシステム。ヤマハは,
1975年に,テクニクスのSP-10と同じモーターを使用したDD
プレーヤーYP-1000を発売するなど,DDプレーヤーの時代
に入り,すぐれたプレーヤーシステムを作っていました。その後,
1980年代に入り,新しく「P」を頭文字にもつ型番のシリーズを
展開し,P-750P-550を発売しました。その上級機あるいは
後継機として発売されたのがP-850でした。


KENWOOD KP-800

1982年に,トリオ(現JVCケンウッド)が発売したプレーヤーシ
ステム。トリオは,1976年発売のKP-7300以来,重量級ター
ンテーブルによる「大慣性質量ターンテーブル」など,正攻法の
しっかりした作りのアナログプレーヤーを発売していました。そ
して,新たに駆動モーター周りに新開発の技術を投入し,正攻
法で作り上げたプレーヤーシステムがKP-800でした。


SONY PS-X60

1978年に,ソニーが発売したプレーヤーシステム。ソニーは。前
年の1977年に超弩級機ともいえるPS-X9を発売し,その技術的
特徴を受け継いだシリーズとしてPS-X70,PS-X60・・・といった
モデルを発売しました。PS-X60は,その中でも中間の機種ながら
手頃な価格で発売された主力モデルでもありました。


PIONEER PL-780


1981年に,パイオニアが発売したリニアトラッキング方式のフル
オートプレーヤー。パイオニアは,アナログプレーヤーの分野でも
すぐれた製品を発売してきたブランドで,超弩級機といえるものか
ら普及機まで多くの製品群を発売し,高い評価を受けていました。
1978年には,リニアトラッキング方式の高級プレーヤーPL-L1
を発売し,高い技術を示し,翌年の1979年には,弟機のPL-L5
を発売するなど,リニアトラッキング方式のプレーヤーでもすぐれ
た製品を発売していました。そんなパイオニアが1980年代に入
り発売したリニアトラッキングプレーヤーがPL-780でした。

※ここに掲載された写真は,各製品のカタログからの
抜粋で,その版権・著作権等は,各オーディオメーカー
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