テープデッキのコーナー
PART5


オープンリールから始まった国産テープデッキの歴史。
それはカセットデッキの時代になり世界一の水準に達
したと言えるでしょう。何より,本来,会話記録用程度
にしか考えられていなかったカセットテープをハイファ
イ録音に使えるほどの性能に引き上げたのは,国産
メーカーのテープデッキたちでしょう。そんなテープデッ
キの名機,銘機を振り返ってみましょう。取り上げた
機種が多くなってきたので表示の時間等を考えてとう
とう5ページ目に入りました。引き続きごゆっくりご覧
ください。





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SONY TC-K8B

1977年にソニーが発売したカセットデッキ。2モーターメカニズム
グリーンモーター,フェザータッチオペレーション,液晶メーターなど,
オーソドックスながら先進的な内容を持つ高級デッキでした。


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Nakamichi600  

1975年にナカミチが発売したカセットデッキ。2ヘッドながらすぐ
れたヘッドの性能と設計により,3ヘッドに迫る特性を実現した高
性能デッキでした。スラントパネルも特徴的な1台でした。

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SANSUI D-970

1982年にサンスイが発売したカセットデッキ。デッキの分野では
あまりメジャーではなかったサンスイが作り上げた,本格的な内容
を持つ3ヘッドデッキで,性能的にも優れたものを持っていました。

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YAMAHA TC-1000

1977年にヤマハが発売したカセットデッキ。当時のヤマハのトッ
プモデルに付けられていた型番1000を付けた高級デッキで,当
時のヤマハの技術力をエレガントなデザインにまとめた1台でした。

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DENON DH-710S

1974年にデンオン(現デノン)が発売したオープンリールデッキ。
2トラック38cmの高級デッキで,当時,放送局用の機器など,プ
ロ用機のブランドのイメージも強かったデンオンブランドらしさを漂
わせた1台でした。

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Nakamichi700 

1973年にナカミチが発売したカセットデッキ。当時世界をアッ
といわせた名機1000の弟機ともいえる存在ですが,カセット
デッキの常識を破る洗練されたシンプルなデザインなど,独自
の魅力を持つ1台でした。

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DENON DR-70G

1989年にデンオン(現デノン)が発売したカセットデッキ。オー
ソドックスな3ヘッドデッキで,正攻法で音質を追求した使い易
い中級機で,その意味では目立たないながらも実力派の1台
でした。

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YAMAHA K-2000

1982年にヤマハが発売したカセットデッキ。同社のカセット
デッキの最上級機の系譜K-1シリーズの上級機とも後継機と
も言える,突如現れた3ヘッド機で,ヤマハらしい繊細で美しい
デザインも魅力的でした。

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SONY TC-R7-2

1976年にソニーが発売したオープンリールデッキ。テープデッ
キにおいて先駆者であり,優れた技術を持っているソニーの高
い技術が発揮されていました。「secloffシリーズ」の代表的な1
台でした。

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PIONEER RT-2022/2044

1976年にパイオニアが発売したオープンリールデッキ。パイ
オニアはスピーカーやアンプのイメージが強いブランドですが,
オープンリールデッキにおいてもすぐれた性能のモデルを出し
ていました。RT-2022及びRT-2044は多彩な使い方と発展
性を持った意欲作でした。

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Nakamichi550 

1975年にナカミチが発売したカセットデッキ。いわゆる可搬型
のカセットデッキで,2ヘッドのシンプルな構成ながら,ナカミチ
独自の高度なヘッド技術をはじめ,各部にすぐれた技術が投入
され,高音質を誇りました。

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TEAC F-1

1976年にティアックが発売したオープンリールデッキ。各部に
水晶制御を取り入れた高度な内容のティアックの民生用として
は歴代でも最高級機の1つでした。

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SONY TC-K80

1978年にソニーが発売したカセットデッキ。独自の液晶プロ
グラムメーターを搭載し,クリスタルロックによるダイレクトドラ
イブ方式の採用など,ソニーのすぐれたデッキ技術が満載さ
れた先進的なカセットデッキでした。

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TEAC PC-10

1976年にティアックが発売した可搬型カセットデッキ。この分
野では,ソニーがデンスケですぐれた製品を多く出していました
が,同じく,すぐれたテープデッキ技術を持ったティアックが満を
持して発売したのが,このPC-10でした。

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DENON DRS-810G

1992年にデンオン(現デノン)が発売したカセットデッキ。一
見CDプレーヤーかDATデッキを思わせる外観ですが,珍しい
水平ローディングを採用したカセットデッキで,コストパフォーマ
ンスの高い1台でした。

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SONY TC-2200

1970年にソニーが発売したカセットデッキ。走行系やヘッド
等に新技術を投入し,カセットデッキの技術面での大きな飛
躍をもたらした画期的な1台でした。

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TEAC V-1RX

1981年にティアックが発売したカセットデッキ。3ヘッドの優
れた走行系とdbxを組み合わせたティアックらしいテープデッ
キでしたが,デザインや操作感は,それまでのイメージを大き
く変えるものとなっていました。

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PIONEER RT-707

1977年にパイオニアが発売したオープンリールデッキ。EIA
規格のラックマウントや積み重ねてのセッティングも可能にし
た,アンプ的な筐体をもっていたのが特徴で,オーディオシス
テムの中に位置づけやすくしようとした,カセットデッキに負け
るなというパイオニアの意気込みを感じる1台でした。

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TEAC V-9

1980年にティアックが発売したカセットデッキ。598クラス
の同社のエントリーモデルですが,奇抜なメーターデザイン
からカメレオンと名付けられていました。走行系等オーソドッ
クスにしっかり作られたテープデッキでした。

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PIONEER CT-920

1979年にパイオニアが発売したカセットデッキ。この時期の
パイオニアのカセットデッキは,「フルオープンローディング」と
称する,カセットテープを直接装着するタイプのカセットデッキ
をいくつか出していました。これは,その最終形ともいえるモデ
ルで,大柄な筐体に走行系,ヘッド等本格的な内容を盛り込ん
だ高級デッキでした。


※ここに掲載された写真は,各製品のカタログからの抜粋で
その版権・著作権等は,各オーディオメーカーにあります。
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