テープデッキのコーナー
PART7


オープンリールから始まった国産テープデッキの歴史。
それはカセットデッキの時代になり世界一の水準に達
したと言えるでしょう。何より,本来,会話記録用程度
にしか考えられていなかったカセットテープをハイファ
イ録音に使えるほどの性能に引き上げたのは,国産
メーカーのテープデッキたちでしょう。そんなテープデッ
キの名機,銘機を振り返ってみましょう。取り上げた機
種が多くなってきたので表示の時間等を考えてとうと
う7ページ目に入りました。引き続きごゆっくりご覧くだ
さい。







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Victor KD-95SA

1977年に,ビクターが発売したカセットデッキ。当時のビクターの
カセットデッキの最上級機で,巨大ともいえる筐体と,独自の技術を
投入した力作でした。


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Lo-D D-800

1976年に,ローディー(日立)が発売したカセットデッキ。同社自慢の
R&Pコンビネーションヘッドを搭載した3ヘッド機で,水平型からコンポ
型へと移行していた時期の1台でした。

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YAMAHA K-1

1978年に,ヤマハが発売したカセットデッキ。ワンウェイ2ヘッドというオー
ソドックスなカセットデッキとして,各部にしっかりと物量を投入して作り上げ
られた高音質な1台でした。

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TEAC C-2

1979年に,ティアックが発売したカセットデッキ。プレステージモデルC-1
の弟機ですが,他社比で考えると,こちらも相当な高級デッキで,しっかり
した内容を持つ正攻法の1台でした。

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OTTO RD-4600

1974年に,オットー(三洋電機)が発売したカセットデッキ。駆動系に
この当時すでにDD(ダイレクトドライブ)方式を採用した,先進的な内容
を持ったカセットデッキで,オットーブランドの力の入れようがうかがえます。

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Lo-D D-900

ローディー(日立)が1977年に発売したカセットデッキ。前年発売のD-800
の後継機で,同社自慢のR&Pコンビネーションヘッドによる3ヘッド構成を
はじめ,各部に先進的な内容を持った1台でした。

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Aurex PC-X66AD

1979年に,オーレックス(東芝)が発売したカセットデッキ。同社自慢の
ノイズリダクションシステム「adres」搭載デッキで,ブラックパネルに高性
能なDD方式の走行系を搭載した,実力派の中級機でした。

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PIONEER T-818

1987年に,パイオニアが発売したカセットデッキ。DATが各社から発売された
DAT元年のこの年に,パイオニアは音質重視のアナログカセットデッキとして
T-818を発売しました。派手さはないものの,音質重視の質実剛健な実力派
デッキでした。

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Nakamichi 480

ナカミチが,1979年に発売したカセットデッキ。一見デザイン的にも機能的にも
地味な中級機ですが,音質に関わる部分をしっかりと作り上げた,知る人ぞ知る
高音質なシンプルデッキでした。

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SONY TC-K777

1980年に,ソニーが発売したカセットデッキ。ソニーがオープンリールデッキ時代
の栄光の型番TC-777を受け継いだ力作で,基本部分がしっかり作られた高級
機でした。

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ONKYO TA-W800

1981年に,オンキョーが発売したカセットデッキ。テープデッキの分野では
メジャーではなかったオンキョーが,初めて発売したダブルデッキで,新たに
倍速ダビング機能が搭載された画期的な1台でした。

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AIWA AD-WX11

1982年に,アイワが発売したカセットデッキ。1980年代に入り2つのデッキ
部を搭載したダブルデッキが発売されるようになり,機能的にも進歩していきま
した。そうした中,両面同時ダビングなどの新しい機能を搭載した画期的な1台
でした。

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SONY EL-D8

1977年に,ソニーが発売したエルカセットデッキ。エルカセット規格のテープ
デッキでは,唯一の可搬型デッキで,この分野では圧倒的な強さをもっていた
デンスケのソニーならではの1台でした。


Nakamichi500

1974年に,ナカミチが発売したカセットデッキ。オーソドックスな2ヘッド構成の水平
型カセットデッキでしたが,ヘッドをはじめ各部にナカミチのすぐれた技術が生かされ
高い性能を実現していました。


Lo-D D-3300M

1979年に,ローディーが発売したカセットデッキ。コンビネーションヘッドを
搭載した3ヘッドカセットデッキをいち早く開発,発売し,すぐれた技術を持つ
ローディーが,最上級機D-5500Mの弟機として発売した先進的な内容を
もつ1台でした。


PIONEER CT-90R

1983年に,パイオニアが発売したカセットデッキ。CT-980で,3ヘッド構成
で再生オートリバースを実現したパイオニアが,3ヘッド構成と録再オートリ
バースを初めて両立させたモデルでした。


AKAI GX-F90

1979年に,アカイが発売したカセットデッキ。薄型のスマートな筐体に
自慢のスーパーGXコンビネーションヘッドを搭載した3ヘッド構成に,頭
出し選曲,リピートなど多彩なプレイ機能も装備した高級デッキでした。


DENON DR-M3

1982年に,デンオンが発売したカセットデッキ。DR-Fシリーズの後継機
でマイクロプロセッサーを積極的に取り入れ,機能性,操作性を高めてい
ました。デザイン的にもより未来的なものとなっていました。


DENON DR-M4

1983年に,デンオンが発売したカセットデッキ。DR-M3,DR-M2の
上級機として発売され,走行系を中心に,強化が行われ,より実力派の
中身の充実したデッキとなっていました。


Lo-D D-90s

1979年に,ローディーが発売したカセットデッキ。3ヘッドカセットデッ
キを他社に先駆けて開発し,すぐれた技術をもっていた同社が,より身
近な中級機に本格的3ヘッドデッキを展開していった,コストパフォーマ
ンスにすぐれた1台でした。


※ここに掲載された写真は,各製品のカタログからの抜粋で
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