CDプレーヤーのコーナー
PART3
CDプレーヤーは比較的新しいコンポーネントです。といっても
1982年に初めて商品化され,すでにその歴史も20年近くに
なります。CDプレーヤーが登場したときのあの大騒動もずいぶ
ん昔のことになってしまいました。技術の進歩の早い分野ですが
印象に残る名機・銘機も数多くあるように思います。
機種が多くなったので3ページ目に入ります。


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KENWOOD DP-X9010

1988年にケンウッドが発売したCDトランスポート。同社のD/A
コンバーター内蔵型プリメインアンプとの組み合わせを想定した
モデルで,中級クラスでは珍しいCDトランスポート専用機で,内
部レイアウト,振動対策等基本に忠実に作られた実力派のモデ
ルでした。

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PIONEER PD-5000

1989年にパイオニアが発売したCDプレーヤー。パイオニアは
レーザーディスクの分野で活躍していた,光ディスクの分野では
高い技術を持つブランドでした。このPD-5000は,ターンテーブ
ル方式以前のパイオニアのCDプレーヤーの中では,最上級機
であった1台でした。

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ESOTERIC P-2,D-2

1989年にティアックがエソテリックブランドで発売したセパレート
型CDプレーヤー。ティアックがデジタルオーディオを核に展開して
いたエソテリックブランドで発売されたCDプレーヤーの第2世代の
高級機でした。

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EXCELIA XC-007

1989年にアイワがエクセリアブランドで発売したCDプレーヤー。
デジタルオーディオで高い技術力を見せていたエクセリアのシ
リーズのCDプレーヤー中の最上級機で,ソニー機との共通性
もありながら,独自のこだわりが見られる実力機でした。

CD-94+CDA94の写真
marantz CD-94,CDA-94

1986年にマランツが発売したCDプレーヤー。ソニーと並んで
CDのオリジネーターであるフィリップスグループとの関係が深い
マランツブランド初のセパレート型CDプレーヤーで,CD-94か
ら発展していくという形態はソニーのCDP-553ESD+
DAS-703ES
等とも通じるものがありました。

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ALPINE/LUXMAN D-107u

1989年にラックスがアルパイン/ラックスブランドで発売したCD
プレーヤー。真空管アンプでも有名なラックスらしく,D/A変換さ
れた後のアナログ回路に真空管を搭載したユニークな1台でした。

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ESOTERIC X-1

1990年にティアックがエソテリックブランドで発売した一体型CD
プレーヤー。エソテリックブランド初の一体型CDプレーヤーで,セ
パレート型のP2+D2に迫る内容を持つ高級機でした。

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DIATONE DP-1000H

1986年にダイヤトーンが発売したCDプレーヤー。スピーカーの
ブランドというイメージが強いダイヤトーンが自社開発で発売して
いたCDプレーヤーで,薄型の筐体にしっかりとした物量と技術が
投入された隠れた力作でした。

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Technics SL-P2000

1992年に松下電器がテクニクスブランドで発売したCDプレー
ヤー。1ビットのMASH方式をNTTと共同開発したブランドであ
る同社が発売した一体型CDプレーヤーの最上級機で,同ブラ
ンドらしい歪み感の極めて少ない音は完成度の高いものでした。

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NEC CD-903

1986年にNECが発売したCDプレーヤー。CD黎明期をオー
ディオ参入のチャンスとして,力作を発表していた同社が,物量
を投入し作り上げた重量級のCDプレーヤーで,同社の意欲を
感じさせる質実剛健な1台でした。

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SONY CDP-555ESD

1986年にソニーが発売したCDプレーヤー。CDP-553ESD
の後継機として,価格は抑えながら,Gシャーシの採用など,各
部に強化が施された,当時のソニーCDプレーヤーの最上級機
でした。

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A&D DP-9000

1987年にA&Dが発売したCDプレーヤー。オーソドックスなデ
ザインの筐体の中に,しっかりと物量が投入されたA&Dブランド
のCDプレーヤー第1号で,アカイの流れを汲むだけに,優れた
メカニズム部を持った実力機でした。

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CDP-R10+DAS-R10のページへ
SONY CDP-R10,DAS-R10

1993年にソニーが発売したセパレート型CDプレーヤー。光学
系固定方式を初採用した民生機であり,その中身は,CDのオリ
ジネーターであるソニーならではの高度な内容を満載していまし
た。

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DENON DP-S1,DA-S1

1993年にデンオン(現デノン)が発売したセパレート型CDプレー
ヤー。デンオンの歴史の中でも最高級機ともいえるCDプレーヤー
で,物量をしっかり投入した正攻法の作りは,デンオンらしいもの
でした。

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Accuphase DP-90,DC-91

1992年にアキュフェーズが発売したセパレート型CDプレーヤー。
アキュフェーズはCD第1号機よりセパレート型を発売し,その可能
性を追求してきたブランドでした。そのアキュフェーズが,同社のセ
パレート型1号機の流れを汲むDP-80L,DC-81Lに代わるトップ
モデルとして発売したのがDP-90,DC-91でした。

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ESOTERIC X-10w

1995年にティアックがエソテリックブランドで発売した一体型CD
プレーヤー。ティアックはVRDSメカニズムをアメリカのワディア社
に供給し,技術的にも交流がありました。そんな中,両者の技術
協力により出来上がったモデルがこのX-10wでした。

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YAMAHA CD-2000w

1985年にヤマハが発売したCDプレーヤー。当時の同社のトッ
プモデルで,前作のCD-1aと異なったシルバーパネルの優美な
デザインもヤマハらしさを感じさせるものでした。

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SONY CDP-777ESJ

1992年にソニーが発売したCDプレーヤー。当時の「ESシリーズ」
のトップモデルで,オーソドックスなトレイタイプのメカニズムを持つ
ソニー製のCDプレーヤーとしては最終形ともなった1台でした。

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DENON DCD-S1

1994年にデンオン(現デノン)が発売したCDプレーヤー。前年
に発売されたDP-S1,DA-S1を一体化したともいえる内容を
持ったCDプレーヤーでしっかりと物量が投入された正攻法の
1台でした。

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YAMAHA CDX-2200

1986年に,ヤマハが発売したCDプレーヤー。当時,主流のマ
ルチビットタイプのD/Aコンバーターの高精度化が競われていた
中,トップグループを走っていたヤマハが,自社開発の素子を始
め,しっかりと技術を物量を投入した中核機でした。


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